パニック障害 原因について
パニック障害パニック障害の原因について
パニック障害の原因は、はっきりと解明されているわけではありませんが、ストレスや脳内の伝達物質の動きに関連があるといわれています。また、過労や睡眠不足、かぜなどの身体的な悪条件が発症の誘因になるともいわれています。
パニック障害の診断は問診を中心に行われます。
アメリカの『精神障害の診断と統計の手引き』第4版(DSM-Ⅳ)では、「予期しないパニック発作が繰り返し起こり、予期不安が1ヶ月以上続き、原因となるような身体的疾患が存在しない場合、パニック障害の可能性が疑われる」とされています。
問診では医師から以下のような質問をうけます。

パニック発作の症状について はじめてパニック発作が起こった時について 一番最後に起こったパニック発作はいつか パニック発作が続く時間 パニック発作のきっかけ パニック発作を経験した回数 日常生活でストレスに感じているものはあるか 既往歴 家族構成・家族環境 現在他に服用している薬はあるか コーヒーやお茶、お酒などの摂取量パニック障害の診断にあたっては、心血管系の病気(血管に生じる病気)、呼吸器の病気、低血糖、薬物中毒、てんかんなど、パニック障害と同じような症状を引き起こす他の病気がないことを確認するため、尿検査、血液検査、心電図検査、脳波検査などの検査も行われます。
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